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生後5ヵ月の子犬の育て方
     
  末永く愛育していただくためのオリジナルの飼育ガイドです。  
     
 
 
下記の項目をクリックすると詳細へジャンプします。
・アルファ・シンドローム (権勢症候群) ・食事のしつけ
・耳の手入れ ・爪の手入れ
・野外犬舎について ・無駄吠えをなくすには
・吠えるようにするには
 
この頃から子犬は、自分を取り巻く家族と自分の関係を自分より強いか弱いかで区分して考えるようになります。
群れで生活していた野生のなごりでしょう。
場合によっては自分の地位を主人(ボス)の次に位置づけ、その他の人を自分と同等、またはそれ以下と認識して歯をむき出したり威嚇したりすることがあります。
小さな子供のいる家庭では子供もしつけに参加して、家族全員の命令に従うようトレーニングしなければなりません。
 
   
   
  アルファ・シンドローム(権勢症候群)
   
 

主人(正常な場合にはアルファ)と犬との主従関係が確立している場合には犬は常にアルファに注目し、気に入られるために命令に従い、ある程度の苦痛にも耐えるものです。
しかし主人が頼りがいがなく、アルファとして信頼するに足りない存在である場合には、犬は自分がアルファになろうとしてスキを見てアルファに反抗し勝手な判断をして行動するようになります。
飼い主家族全員と犬との正しい主従関係を確立するために、犬とふれ合うあらゆる場面で常に人間が優位であることを示さなければなりません。

   
 
  食事のしつけ
  食事の時間はマテやスワレなどのしつけを誘発的に行う好機ですので、食事を与える行為と併行して色々なしつけ科目を組み入れて行います。

室内外で飼育される愛玩犬では、
1.飼い主が許可するまで食べない。
2.限られた時間内で食べる。
3.人が食べている物をねだらない。
4.拾い食いをしない。
などの基本的なしつけが必要です。

食べ物を入れた器を持ち、犬と向き合い「スワレ」を命じ、犬の前に食器を置きます。
「マテ」の命令を与えます。
直ちに食べようとしたら手で制し、食器を取り上げ、「スワレ」「マテ」を繰り返します。
この頃の子犬の食事に対する欲望はかなり強いものですから、あまり長い時間待たせずに、ごく短い時間待つことができれば充分に誉め「ヨシ」の命令で食べさせます。
このしつけは犬が自分の欲望をコントロールして飼い主の命令に従うという基本トレーニングですからぜひとも実行しましょう。
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  耳の手入れ
   
  耳の中が臭かったり汚れていたら、綿棒でそうじをします。
特に垂れ耳の犬種では定期的な観察と手入れが必要です。
長毛種や耳の垂れた犬種は、外耳炎や耳カイセンの寄生が高い確立で見られますので、首を振る、後ろ股で耳を掻く、黒い耳垢がついている、等の異常を見つけたら動物病院で診察を受け適切な処置をします。
   
  乳歯について
   
  乳歯は自然に抜けることが多いのですが、小型犬などでは時々乳歯が残ってしまう場合があります。
グラグラした乳歯を無理に引き抜くと、歯根が残ることがあるのでやめましょう。
犬用のガムを与えたり、硬いフードに切り替えることにより乳歯の生えかわりを助け歯石の付着を防ぎ歯の病気を予防することができます。
食後に水を飲ませる習慣も歯を清潔に保つために良いことです。
   
  爪の手入れ
   
  爪が長く伸びている時は犬用の爪きりで切ります。
爪を伸ばし過ぎると中の血管も一緒に伸び、切ることが難しくなりますから爪の状態は日ごろからよく観察します。
爪を光に透かし、血管を確認してから血管を切らぬよう短く切ります。
黒い爪の場合は先端から少しずつ慎重に切っていきます。
爪を切ったあとはヤスリで先端を丸くします。
深爪は犬に苦痛を与え、その後の爪きりを嫌がるようになりますから注意します。
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  野外犬舎について
   
  中型以上の犬を屋外で飼育する場合には丈夫な犬舎が必要になります。
犬舎に接して運動場を設けることができれば理想的です。
運動場のドアは万が一のために、犬の方からみて引いて開ける方式にします。
運動場は日当りの良い場所を選び、フェンスは犬が成犬になった時の大きさを考慮して高さを決めます。
特に雌犬の場合は繁殖期になると近所の雄犬が侵入したり、愛犬が外へ飛び出したりという事態がおこります。
交雑を防ぐための安全策を講じてください。
運動場があっても犬舎に閉じ込めてばかりではストレスがたまり、無駄吠えや咬傷事故をおこす原因になりかねませんから、中型以上の犬では引き運動を兼ねた散歩は必要です。
   
  無駄吠えをなくすには
   
  無駄吠えをさせないためには、人を怖いと思わせないように育てます。
人に接する機会を多く与えるために、多数の人が常に見える場所で子犬時代を過ごさせます。
ある人は通り過ごし、ある人は手を伸ばして頭を撫でてくれたりします。
「人は友だち」という感覚を育てることが重要です。
無駄吠えを無くすには小さい頃からの習慣が大切で、要するに鳴いても欲求を満たさなければよいのです。
鳴くから餌をやる、鳴くから遊んでやる、鳴くから散歩をする、など子犬にとって鳴けば良いことがあると当然鳴くようになります。
   
  吠えるようにするには
   
  限られた家庭だけが目の届くような室内や裏口で育てると吠えやすくなります。
強力な番犬にしたければ、ある人に頼んで突然垣根か門かを乗り越えて侵入してもらい、棒でいやという程たたいてもらいます。
こういう経験をもつ犬は一生他人を近づけないでしょう。
郵便屋さんに吠えるのは、単車が嫌いと言う理由以外に前ぶれもなく門に近づいてきて、すぐに立ち去りますから犬は自分が吠えたから逃げたと思うのでしょう。
特定の人にだけ吠えるのは、案外その人が吠えられる理由を知っている場合が多いものです。犬に執ように吠えられるのは、いかに犬好きでも愉快ではありません。
真夜中に不審な服装でならまだしも、通過しようとした家の垣根から突然というのでは苦情の一言も、という気持ちになって当然です。

飼い主は「吠えるから番犬になる」と思って許している場合が多いのですが、この種の犬に限って主人の留守には吠えないこともあるのです。
主人が姿を見せると余計に吠え、時には相手に噛みついて「自分が強いこと」を主人に見せようとする危険な行動に出る犬もあります。
ともかく、犬を飼う理由の一つになるのもまた、犬を飼えない理由となるのも「吠えること」のためである場合が多いようです。
   
   
   
   
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